政府は2日、能登半島の復旧や、九州で8月に起きた大雨被害への対応にあてるため、今年度予算の予備費から529億円を支出することを閣議決定した。石破茂首相は、能登で被災した建物の公費による解体を10月末までに終えるように関係省庁に指示した。
能登については、公費解体で出る廃棄物の処理に398億円、道路や下水道などインフラの復旧に107億円をあてる。大雨への対応としては、住宅の応急修理などのために24億円をあてる。
今年度の予備費7394億円のうち、今回までで計4409億円を使い、残りは2985億円となる。